へぎそば
「布海苔(ふのり)」という海草をつなぎに使ったこの地方独特のおそばのこと。「布海苔」というと、障子張りや着物の洗い張りを思い出す方も多いと思いますが、小千谷や十日町を中心とする魚沼地方は有名な織物の産地。この織物で使っていた布海苔が、そばのつなぎにもぴったり合うことが発見され、へぎそばが生まれました。とは言っても“へぎ”という言葉が布海苔を示しているわけではありません。
お店でへぎそばを注文すると、30cm×50cmぐらいの大きなセイロに似た木製の器に、ひとくち大にまとめられた布海苔のおそばがいくつも盛り付けられて出てきます。これを数人で囲んで食べるのですが、実はこの器のことを“へぎ”というのです。
布海苔がきいてコシが強く、歯ごたえもあって、美味。一度食べるとクセになりそうな美味しさです。
笹だんご
アンをよもぎと上質なもち米で作ったよもぎ餅でくるみ、笹で包んですげで結わいた菓子。新潟では古くから月遅れの端午の節句(6月5日)には、各家庭でこの笹だんごを作り、親戚などに送る習慣がありました。現在では、家庭で作られることは少なくなりましたが、自然の風味豊な笹だんごは越後名物として1年中出回り、お土産としても人気の高い菓子となっています。
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